注目キーワード

おでかけ

我が子に贈る「最愛シート」を見極めよ!【データ編】

ドライブシーンの必須アイテムであるチャイルドシート、は愛する子供を万が一の事故から守ってくれる〝安全装置〞である。改めてチャイルドシートの大切さを確認しよう。

6歳未満全体で6割を切る低い使用率。改めてチャイルドシートの大切さを確認しよう!
※2012年のデータです。
※チャイルドシートは6歳以上でも身長140cm未満であれば装着する必要があります

graphgraph1
graphgraph2

あらためて知ってもらいたい使用率の低さとミスユース

2000年の道路交通法改正に伴うチャイルドシートの使用義務化が施行されて14年。育児シーンのマストアイテムとして、読者のほとんどの方は、お気に入りのチャイルドシートを用意したことだろう。いまさら言うまでもないことではあるが、チャイルドシートは愛する子供を万が一の事故から守ってくれる”安全装置”である。

しかしながら、本当に全てのファミリーがチャイルドシートをしっかり使用しているのだろうか? 警察庁とJAFは合同調査によって、6歳未満のチャイルドシート使用率が全体の6割にも達していないという結果を公表している(図1)。1歳未満の乳児の場合は約8割の着用率であるものの、年齢が上がるにつれ、その着用率が低下しているという。5歳になると、着用率は実に3割台。つまりこれは、子供の年齢が上がるにつれ、チャイルドシートに我が子を乗せるパパママが着実に減っているともいえる。我が子の安全を第一に考えるならば、”6歳まではチャイルドシート!”という意識をしっかりと持ちたいものだ。

さらに、もうひとつ気になるデータもご紹介。それがチャイルドシートの取り付け時におけるミスユースの調査データだ(図2&3)。およそ半数以上がミスユースを経験しており、正しい取り付け方法を完全にマスターしていないパパママが意外と多い点が浮き彫りとなっている。また乳幼児においては、シートに乗せたときの様々なミスユースがある点も見逃せない(図4)。ハーネスの高さ調節の不具合や、ハーネスの締め付け不適正など、主にハーネスに関するミスユースが多く見受けられるわけだが、子供自身では絶対にわからない、このミスユースこそ、親がしっかりと管理しておくべきだろう。

これからチャイルドシート購入を考えている方、すでに利用している方ともに、この”チャイルドシート使用率の低さ”、および”ミスユースの多さ”の現状を頭に踏まえて、我が子の安全・快適なドライブのためにすべきことを再確認してほしい。

TOPIC2 規格編はコチラから

※FQ JAPAN vol.24(2012秋号)より転載
(2014.9.19up)

育児アイテム名鑑

アクセスランキング

  1. 「自閉症は人格。治すものじゃない」映画のモデルとなった父子が今思う、社会の在り方...
  2. 日本人がセックスレスになりやすい理由は? 1年で約140回のギリシャ夫婦との違い...
  3. 旅ライターが選ぶ冬の子連れスポット6選!施設選びのポイントと注意点を紹介...
  4. 男だって泣きたい…離婚後に待ち受ける試練とは?
  5. 子供に自信をつけさせるメンタルトレーニング
  6. SEXで大事なのは「触れあい」と「思いやり」
  7. 子供が親によくする質問ベスト30を紹介「なぜ空は青いの?」
  8. 産後のママはどんな状態? 妻を支えるために知っておくべき『産後ケアの基本』...
  9. 子供が怖い夢を見たらどうする? パパとママがしてあげるべきこと
  10. 男が「父親」に覚醒するための10の処方箋

雑誌&フリーマガジン

雑誌
「FQ JAPAN」

VOL.72 | ¥550
2024/9/9発売

フリーマガジン
「FQ JAPAN BABY&KIDS」

VOL.69 | ¥0
2023/5/31発行

特別号
「FQKids」

VOL.20 | ¥715
2024/11/9発売

お詫びと訂正

  第17回 ペアレンティングアワード