iX-MEN養成講座 LESSON3 定時に帰れ! 7つのスキルでアフターファイブを手に入れろ!
2014/09/11
子育て世代は仕事も忙しい。それでも愛するわが子との時間は確保するのがiX-MEN!職場のみんなを味方につけて、定時で退社する術を伝授する。
子育て世代は仕事も忙しい。それでも愛する我が子との時間は確保する。それがiX-MEN!
職場のみんなを味方にして
帰りやすい状況をつくる
どんなにトラブっていても出席しなければならない会議がある。たとえ準備不足でも決められた時間に行わなければならないプレゼンがある。それなのに、「帰宅」というタスクはいつも後回しになっていないだろうか。
週に1日でいいから「定時=納期」と考えて、何が何でも定時に帰るように自分を追い込むのだ。すると、優先的に倒すべき敵や効率的な戦法が見えてきて、「時間コントロール能力」が上達する。
「そんなの無理!」と言うなかれ。多くのワーキングマザーは毎日こうして仕事をしているのだから。ただし、それができない同僚や上司の理解を得るための努力も忘れてはいけない。
彼らにも家族はいる。それでも仕事を「しなきゃいけない」と思っている。
そんな彼らをあざ笑うかのようにiX-MEN風を吹かして帰るとすれば、彼らの理解は得られず、職場に不協和音が生じかねない。反発を買いでもしたらますます帰宅は難しくなる。
ただし、もし職場にワーキングマザーやiX-MEN予備軍がいればラッキーだ。ときには余計な仕事を引き受けてでも、彼らの早め帰宅を後押ししてあげることで、職場の意識を変えることができる。
職場を敵に回すのではなく、味方に付けることができてこそiX-MENなのだ!
スキル1 誰よりも早く出勤
「一日の計は朝にあり」ということわざがある。早く帰るにはまず何よりも早く出勤することが大切だ。単純に仕事が早く片付くだけでなく、まわりに文句を言わせない効果もある。
スキル2 時間に色を付ける
どのタスクに何分かかるのか見積もり、勤務時間内にあてはめる。予定より時間をオーバーしたら優先順位の低いタスクを翌日以降に移動する。タスクとタスクの間に15分程度の休憩時間を入れておくようにして休む時間を事前に決めれば、だらだらしないですむ。タスクが押したときのバッファとしても使える。たとえばメールを送受信する時間も決めておくと、いちいち作業を中断されることがなくなり効率が上がる。
スキル3 本当に重要な仕事を見極める
明日できることは明日に。重要性は低いのに緊急性が高い仕事は放っておけばやらなくてよくなることが多い。やりはじめるときりがない。日々時間に終われる人はここで間違えていることが多い。優先すべきは重要性の高い仕事。
スキル4 通信型デジタルフォトフレームをデスクに置く
妻がケータイで撮影した写真が届くようにすれば我が子の成長をリアルタイムで見ることができる。職場でも常に家族の「視線」を浴び続けること。これが同僚へのアピールになるとともに、自宅に帰るモチベーションアップにもなる。
スキル5 待ち受け画面を同僚に見せる
頻繁に更新し、ランチ時などにさりげなく同僚に見せる。子供だけではなくママも写っている写真を選ぶほうがアピール度は上がる。
スキル6 休み時間にデスクから自宅に電話
夕飯の話などをして同僚に今日は早く帰る日であることを匂わせる。周りに聞こえるようにハッキリと帰宅予定時間を口にして自分を追い込むのもアリだ。
スキル7 仕事を家庭に持ち帰る
「仕事を家に持ち帰ってはいけない」という既成概念は無用。家族との時間を確保するために、時に仕事を持ち帰るのがiX-MENだ。会社でしかできない仕事を優先し、家でもできる仕事を残す。ただし、手をつけるのは翌早朝。
Illustration » KOUICHI KITA
Text » TOSHIMASA OTA
※FQ JAPAN VOL.17(2010年冬号)より転載