親子のウェルビーイングを高めるモノ・コトに注目が集まる! 育児雑誌が選ぶ、2023年の⼦育てトレンド発表
2023/11/22
2023年で育児業界に影響を与えた⼈物、ヒット商品、話題になった出来事などの⼦育てトレンドを表彰する「第16回 ペアレンティングアワード」の授賞式イベントが開催され、ヒト部⾨、コト部⾨、モノ・サービス部⾨の総勢32のアワードが決定した。
内山さんに会場から黄色い声援!
ママ部門は、タレントの菊地亜美さんが受賞。金色の全身フリンジ付きドレスを着こなし、颯爽と登場した菊地さんは、受賞の喜びを伝えるとともに、同じく受賞した大ファンのシナぷしゅに会えた感動を話しました。
パパ部門は、タレントの内山信二さん。笑顔で受賞コメントを述べると、会場に応援にきていた娘さんから「パパ〜〜!」と黄色い声援が届きました。
スポーツ部門からは3人。まずはプロサッカー選手の遠藤航さん。サッカー日本代表の活動のために会場には来られず、「これからパパとして、今以上にサッカーで活躍する姿を家族や日本のみなさんに見せていきたいです」と、ビデオメッセージが届けられました。
2人目は、プロ野球選手の中村悠平さん。「野球以外の賞をもらえて本当に嬉しいです。この賞に恥じないよう、パパとして、野球選手として、さらに活躍していきたいです」と受賞コメントを述べました。
3人目は、元バレーボール選手の木村沙織さん。マイクスタンドが20cm高く上げられ、9等身のモデルのようなスタイルの良さに、来場者は釘付け! 「今年2月、第一子を出産し、急成長していく我が子と必死に過ごしています。私も母として成長していきたいです」と意気込みを語りました。
続くインフルエンサー部門では、Xで発信する育児の激ユルな2コマ漫画が人気の犬犬さん。今日の漫画ネタについて質問され、「この受賞の喜びを漫画にしたいが、2コマでとても収まりそうもない」と溢れる喜びを伝えました。
キャラクター部門では、テレビ東京の0~2歳児向け番組の「シナぷしゅ」のキャラクター「ぷしゅぷしゅ」が、統括プロデューサーの飯田佳奈子さんと登場。
コロンと丸い卵のような可愛らしさに、会場から「可愛い!」という歓声が湧きました。飯田さんは、「私自身、子育てで、シナぷしゅにとっても助けられています」とコメントを述べました。
カップル部門では、元K1-ファイターの卜部弘嵩さん&俳優・モデルの高橋ユウさんが登壇。卜部さんが「ありがとうございます!」と元気に言うと、照れながらすぐに妻のユウさんにバトンタッチ。「いつもこんなふうにバトンタッチし合いながら、連携プレーしています。子育てを通じて、より夫婦のチーム感がアップしました」と話しました。
元バレーボール選手の木村沙織さんが
オムツをゴミ箱にアタック!?
授賞式の後で行われたトークセッションでは、ヒト部門の登壇者が、育児にまつわるエピソードを披露。
菊地さんは、娘から「なんでも真似するオウム期」「イヤイヤ期」「なんでなんで期」のトリプルパンチ攻撃を受けつつ、自分と瓜二つのクローンのような“おしゃべり娘”に育っている喜びを明かしました。自分中心だった毎日から、今では娘中心。ママになって初めての泊まりの仕事では、娘と離れる寂しさから、子連れで仕事に行ったことを振り返りました。
人生でバレーボールしかしてこなかった、と話す子育て初心者の木村さんへ、菊地さんが「使ったオムツを丸めてゴミ箱にアタックしてます、よね?」という質問を投げ、「じゃあ、パパにトスを上げてもらおうかな」と木村さんが応戦する場面も。
木村さんが語る、離乳食が始まって子どもの耳から食べていたシラスが出てきたり、顔面が納豆くさくなったり……という育児相談でステージが盛り上がりました。
中村さんは、WBC優勝の時に、息子が泣きながら応援してくれたことに感動。「どうしたらホームランが打てるかな?」という息子の真面目な質問に、「すぐにはうまくならない。1日1日コツコツやるしかない」と野球の極意を真面目に伝えたことを明かしました。
内山さんは、娘が「まいう~」というセリフを覚えてグルメリポートをしたがる話題を披露。「グルメリポーターとしてデビューを狙っているのかも?」という複雑な心情を語りました。
また、普段気をつけていることとして、食べるのが大好きな自分に似て食欲旺盛な娘に「可愛すぎて妻に内緒でこっそりご飯を食べさせているのがバレないようにしていることです」と話しました。
卜部さんは、子どもたちは自分が格闘技をやってきたことを知らないにもかかわらず、「ダディーは強い」というセリフにビックリ! 妻のユウさんは、「子育てで頭でっかちになって素直にパパにありがとうと言えなかった自分に反省。いまは毎日すべてのことにありがとうと感謝を述べている」と明かしました。
犬犬さんは、将来、漫画ネタがなくなる心配よりも、子どもの成長とともに行動が複雑化して、2コマではとても収められないという悩みを吐露しました。
一番インパクトがあった出来事として、子どもが言葉を話すようになって生まれたエピソードを披露。夏なのに、雪がふってきた! というので見に行くと、陽が差し込んだ窓辺に舞っているホコリだったというオチ。ホコリを雪と詩的に表現した子どもを次回の漫画で描くことを約束しました。
「シナぷしゅ」のプロデューサーの飯田さんは、まわりのママたちがテレビをたくさん見せていることに罪悪感を持っていることを知り、「テレビを制限するのではなく、今の時代、良質なコンテンツを出したい」という思いからシナぷしゅが生まれたことを語りました。
2023年の⼦育てトレンド傾向
2023年育児は、「ウェルビーイング」が改めて見直され、育児業界においても、親子のウェルビーイングを高めるモノ・コトに注目が集まる!
「コト部門」では、4つが受賞。地域と子育ての家族をつなぐキッチハイクの留学プログラム「保育園留学」や、みんながみんなを支える明るい社会の実現に貢献する「日本財団子どもサポート基金」、夫婦の対話と協力体制を生むLogistaの夫婦の対話メソッド「夫婦会議®」 、植物系洗剤の先駆け企業サラヤによる「ボルネオ環境保全活動」が受賞しました。
「モノ・サービス部門」で受賞した20商品では、おうち時間を楽しむアイテム、子育てに役立つデジタルツール・サービスなど「家族の時間を楽しむもの」が多くみられ、「地球環境」にも配慮した製品への関心が寄せられた1年でした。
育児雑誌が選んだ2023年の子育てトレンド
第16回 ペアレンティングアワード
後援:厚生労働省
※受賞理由や受賞コメントは、ペアレンティングアワード公式サイトにて掲載。
【カップル部門】
卜部弘嵩さん(元K-1ファイター)&高橋ユウさん(俳優・モデル)
【パパ部門】
内山信二さん(タレント)
【ママ部門】
菊地亜美さん(タレント)
【スポーツ部門】
中村悠平さん(プロ野球選手)
遠藤航さん(プロサッカー選手)
木村沙織さん(元バレーボール選手)
【インフルエンサー部門】
犬犬さん(漫画家)
【キャラクター部門】
シナぷしゅ
【コト部門】
●日本財団公益財団法人/日本財団子どもサポート基金
●Logista株式会社/夫婦会議®
●キッチハイク株式会社/保育園留学
●サラヤ株式会社/ボルネオ環境保全活動
【モノ・サービス部門】
●王子ネピア株式会社/ネピア やさしいGenki!
●大塚製薬株式会社/アトピー性皮膚炎の情報サイト「アトピース」
●カシオ計算機株式会社/「NAME LAND i-ma」シリーズ
●株式会社カワダ/ダイヤブロック® OKOMEIRO®(オコメイロ)
●KDDI株式会社/au⾃転⾞サポート
●株式会社小善本店/のりあーと®
●サッポロホールディングス株式会社/家族のごはんをサポートするアプリ「うちれぴ」
●株式会社新興出版社啓林館/「おうちレッスン」シリーズ
●翠松堂製薬株式会社/Mamafy(ママフィ)
●積水化学工業株式会社/セキスイハイム「SMART&RESILIENCE」シリーズ
●ソフトバンク株式会社/タッチでメール
●株式会社ナチュラルサイエンス/ママ&キッズ キッズライン
●ハイアール ジャパン セールス株式会社/吸引式床拭き掃除機「JC-M1A(MIZUKI)」
●パッチワークキルト株式会社/冷凍幼児食のEC事業「Kidslation」
●星野リゾート リゾナーレ大阪/星野リゾート リゾナーレ大阪
●株式会社 スマートトレーディング/ボバブリス
●株式会社ホンダアクセス/ホンダアクセス子育て応援アクセサリー
●ミーレ・ジャパン株式会社/掃除機 Compact C2 SDCO 4 Clean Meister
●株式会社LIXIL住宅研究所 アイフルホームカンパニー/【定額制】セミオーダー住宅 Lodina(ロディナ)
●RISU Japan株式会社/RISUきっずEnglish
参加媒体
『あんふぁん』 発行:こどもりびんぐ
『FQ Kids』 発行:アクセスインターナショナル
『FQ JAPAN』 発行:アクセスインターナショナル
『kodomoe』 発行:白泉社
『ぎゅって』 発行:こどもりびんぐ
『ゼクシィBaby』 発行:リクルート
『Happy-Note For マタニティ』 発行:ミキハウス子育て総研
リンク
写真:小野正博
取材・文:脇谷美佳子