ゲットしたポケモンはヤドン?元なでしこジャパン・丸山桂里奈が語る睡眠の重要性とは
2023/08/09
世界中で愛される「ポケモン」のゲームアプリから、朝起きるのが楽しみになる睡眠ゲーム無料アプリ『Pokémon Sleep』 が登場。リリースイベントには5ヶ月のお子さんを子育て中の元サッカー日本代表・丸山桂里奈さんが登壇した。ゲットしたヤドンの「ぐでぐで寝」とは?
子育て中の寝れない悩みを見える化!
「睡眠の実態」がわかる睡眠ゲームアプリ
日本人は世界的にみても慢性的な睡眠不足であることが指摘されており、その実態は先進国30カ国中で最下位。なかでも、子育て中のパパ・ママにとって、毎晩の睡眠時間をどう確保するのかは最大の課題の1つだ。株式会社ポケモンが、日本人20歳~69歳男女900人に対し、睡眠事情の実態を明らかにする「睡眠に関する意識調査」を実施したところ、次のような結果になった。
日々の生活の中で重要視していることの第1位は「睡眠の時間」
約6割の人が日々の生活の中で「睡眠の時間」を重要視していると回答。2位が「趣味の時間」(55.8%)、3位が「家族との時間」(44.9%)という結果に。充実した生活を送るうえで睡眠を重要な要素の一つとして捉えている人が多いのだ。
「寝るのが楽しみ」が約7割にいる一方で、起きるのが「楽しみではない」も約7割
「寝るのが楽しみか?」の設問では、約7割が「楽しみ」と回答。そのうち約8割の人が「寝ること自体が好き」と回答。一方、「起きるのが楽しみか?」を聞くと、約7割が「楽しみでない」という逆の結果に。寝ることへの楽しみな思いが強い反面、眠りが覚め、起きることへの楽しみがないことがわかった。
半数以上の人が自分の睡眠時間に満足できていない
「最近の睡眠時間に満足しているか?」という設問では、「満足していない」(19.6%)と「あまり満足していない」(33.3%)を合わせると、半数以上の人が最近の平均睡眠時間に満足できていないと回答。また、その理由としては、1位が「悩みやストレスで寝付けない」(27.1%)、2位が「個人的な趣味の時間を優先したい」(20.3%)、3位が「仕事が忙しい」13.0%という結果に。
睡眠にまつわる悩みを多く人が抱えるなか、解決のために重要になってくるのが睡眠状態を理解すること。そんな「自分の睡眠の実態」を枕元にスマホを置くだけで目で見てわかる睡眠計測ツールが『Pokémon Sleep』だ。
丸山さんの睡眠時間は約4時間
集まったのは動きがのろいヤドン
現在、バラエティ番組で大人気の丸山さんは、女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」のFWとして、2度のワールドカップと3度のオリンピックに出場した元スーパーアスリートだ。2023年2月に第一子を出産し、現役ママとしても奮闘を続けている。
「アスリート時代から、寝ることは常に大切にしてきました。でも、子どもが数時間おきに起きるので、今はそんなことを言っていられない状態です。『Pokémon Sleep』は、自分の睡眠時間や睡眠タイプ、環境音といったデータをアプリから振り返ることができて、日ごとの評価や週ごとの睡眠の規則正しさなどがわかるので便利ですね」。
『Pokémon Sleep』は、スマートフォンを枕元に置いて眠ると、ユーザーの睡眠が計測・記録・分析され、自分の睡眠パターンと似た睡眠パターンを持つポケモンたちが、翌朝集まってくるという、睡眠をエンターテインメント化することを目的に作られたスマートフォン向けアプリだ。丸山さんのもとに集まってきたのはぐでぐで寝の「ヤドン」。
「私も実際ぐでぐで寝が多いかもしません(笑)。朝、起きるのが嫌で二度寝することもありますが、ポケモンに会えると思うと起きるのが楽しみになりました」と話す。ヤドンは、「叩かれても5秒経ってから痛さを感じるくらい動きがのろく間抜けなキャラ」とポケモン図鑑では説明されているが、丸山さんのアスリート時代はこの真逆にある。
中学時代は、川崎市にある読売メニーナ(現・日テレ・東京ヴェルディメニーナ)まで電車とバスを乗り継いで片道1時間半かけて通い、家に帰るのは夜中の12時という超がんばり屋の少女時代を過ごす。2005年からの5年間は、東京電力女性サッカー部「マリーゼ」に所属し、福島の双葉町にある寮に住んでいた。東日本大震災が東北を襲った2011年のドイツW杯では、お世話になった東北への恩返しと日本を元気づけたいという思いから、圧倒的不利が予想された地元ドイツとの準々決勝で、劇的な決勝ゴールをあげ、日本の初優勝に貢献した。
そんな、輝かしいアスリート時代からいままで変わらずに「質の高い睡眠」のためにやっていることは「耳を温める」こと。外側に張り出している部分「耳介(じかい)」を温めると、副交感神経を優位にし、リラックス効果を高めるという研究結果も報告されている。
子育てとサッカーの共通点は
「チームでプレーすること」
元気で明るい丸山さんだが、片頭痛やグロインペイン症候群という骨盤周辺の筋肉が慢性的に痛む病気で苦しみ、マリーゼ退団後のアメリカのプロリーグでの挫折、ロンドン五輪予選の中国戦での右膝前十字靱帯損傷ーーといういくつもの辛い経験をしている。数々の挫折にも折れなかったのは、「起きることには必ず意味がある」という信念にあった。組織力で勝負する「なでしこジャパン」で、スーパーサブとして丸山さんが求められたのは、相手がバテてきたときに途中出場し、試合の流れを変え、ドリブル突破で得点につなげる切り札としての役割。交代出場で決めた「10点」というゴール数は、男女日本代表の歴代1位の記録を持つ。そんな丸山さんに子育てとサッカーの共通点を聞いてみた。
「そうですね、子育てもサッカーもチームでプレーするところでしょうか。夫はもちろんのこと、私の両親と彼の両親など、チーム一丸となって子育てしています。子どもには、多様な価値観を持つ、さまざまな人とできるだけ多く触れさせたい、という思いもあります」。
丸山さんが東京電力女性サッカー部「マリーゼ」をやめ、ひとりになって辛い思いをして落ち込んだ時、強く感じたことは「人はひとりではぜったいにダメだ」という思いだったそう。常に、「求められていることを全力でやる」、そして「自分のためにではなく、誰かのためにがんばる」という “丸山スピリッツ” は、かつてはアスリートとして、そして現在は、我が子のため、家族のためにがんばるひとりのたくましい女性として、日本中の子育てファミリーを勇気づけている。
DATA
『Pokémon Sleep』
スマートフォン向け睡眠ゲームアプリ。ポケモンのキャラクターたちを通じて、睡眠状態を記録し、睡眠リズムを整えるサポートしてくれる。iOS / Android対応。基本プレイは無料。
※ゲーム内課金あり
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文/脇谷 美佳子