【夫婦時間】子どもを預けて夫婦デートに出かけよう!
2022/11/15
愛妻家たるもの、いつまでもママを楽しませる義務がある。その最たる手段こそデートだろう。ここでは、子供の預け先やコストなどデートへ出かけるための基礎知識をご紹介。事前準備をしっかりと行い夫婦時間を楽しもう。
夫婦デートの第一歩は
子供を預ける方法を知ること
欧米では夫婦がデートをする文化があるのをご存知だろうか。一方、日本では夫婦デートをするのは少数派。欧米の夫婦デートはラブラブデート、という意味合いとは少し異なり、いつもゆっくり話せないことを話しお互いを理解し合う時間とされ、家族の良好な関係性を築くのに必要な時間と言われている。
子供を一時的に預ける方法として、主にシッターサービスが挙げられるが、シッター以外にも、自治体によっては、育児の援助を受けたい人(依頼会員)と育児の応援をしたい人(援助会員)が、お互い会員となって一時的に子供を預かる「ファミリーサポートセンター事業」や保育園で子供を一時的に預かる「一時預かり事業」を実施している。それぞれのサービスや事業内容を調べて比較してみるといいだろう。
また、気の知れた友人家族宅へ交代でお子さんを預け合う「お泊まり交換」を行うという手もあり、夫婦時間は工夫すれば作れるもの。皆さんも、こうしたサービスやお泊まり交換などを活用し、夫婦デートを取り入れてみては?
シッターサービスの
チェックポイント
1 選び方と注意点
ベビーシッターを利用するには、ベビーシッター派遣会社に依頼する方法とベビーシッター個人に直接依頼する方法がある。利用前に、ベビーシッター事業者または個人が信頼できるかどうか、都道府県や市町村の情報、公益社団法人全国保育サービス協会に加盟している会社のリストを確認し、情報収集を行うことが必須。
マッチングサイトを通じてシッター探しをされる際は、マッチングサイトのガイドライン適合状況調査サイトを確認しよう。いずれにしても事前に面会を行う、身分証を提示してもらう、保険に加入しているかなどの確認が必要だ。
2 金額の目安
1時間あたり1,000~3,000円位が相場で、別途入会金等がかかるケースもあり。高額になる場合もあるが、例えば東京都のベビーシッター利用支援事業を利用すれば、最大年間36万円分の補助を受けられ、実質0円で預けられることも。
また、ベビーシッターの補助制度を導入している会社もあるので、一度勤務先の制度もチェックしてみよう。
※東京都のベビーシッター利用支援事業は2022年9月時点の情報
時間別にご案内
デートスポットガイド
せっかくの夫婦デートならば外さないプランニングを心がけたい。ここでは、デートの時間別に3つのプランをお届け。オススメスポットと合わせて参考にしてみてほしい。
2H
ホテルランチ&ディナーで
ご褒美時間
数時間のデートなら、贅沢な食事ができるレストランへ。ラグジュアリーホテルやリゾート感のあるホテルのレストランなど、非日常を味わえる場所を選ぶのがコツ。コース料理は、数日前までに予約が必要な場合が多いので、早めに予定を決めておこう。ドレスコードのチェックも忘れずに。
est
都内で人気のラグジュアリーホテル「フォーシーズンズホテル東京大手町」の最上階に位置するレストラン。ミシュランの星を獲得したシェフが手掛ける、日と仏を融合させた革新的なフレンチがいただける。東京のダイナミックな景観とともに、ふたりでとびきりの贅沢を。
SORANO ROOF TOP BAR
東京・立川「SORANO HOTEL」にある、空とつながる最上階のバー。インフィニティプールと広い空を見渡せる空間で、Well-beingを意識したドリンクをはじめ、アラカルトやコース料理がいただける。おすすめは、刻々と空の色が移りゆくトワイライトタイムだ。
料金:ランチコース、ディナーコース 6,050円(税込) ※ランチはコースのみ、ディナーはアラカルトメニューあり
TEL:050-3503-9379
HP:soranohotel.com/restaurant/bar
半日
ちょっと遠くまで
ドライブデートへ
半日ならば、ふたりで会話を楽しみながらドライブを。日本にいながら海外気分に浸れるような場所を目的地にすると、きっと満足するデートができるはず。ドライブコースによっては渋滞が発生する場合があるので帰宅時間に間に合うよう、余裕を持ったスケジュールと場所選びをしよう。
Metsä village(メッツァビレッジ)
自然豊かな湖畔の森で北欧のライフスタイルが体験できるスポット。北欧雑貨のショッピングを楽しみ、湖畔を眺めながらゆるりコーヒータイムを。湖畔BBQ、北欧グルメ、湖でのボート体験などもあり、夫婦でヒュッゲ(=居心地のよい空間でリラックス)な時間を過ごせる。
マリブファーム 逗子マリーナ
日本初上陸、L.A.のマリブで絶大な人気を誇るセレブ御用達のレストラン。オーガニック野菜や地元の新鮮な食材を使った料理がいただける。ヤシ並木の先にマリーナが広がる開放的なレストランは、まるで海外のリゾート地。周辺の海沿いのドライブも楽しみのひとつだ。
料金:ランチセット 4,290円~、ディナーコース 8,470円(税・サ込) ※ディナーはアラカルトメニューあり
TEL:0467-23-0087
HP:www.riviera.co.jp/malibufarm/
1泊
託児サービスがあれば
子連れでも夫婦の時間を
託児サービス付きのホテルを選び、旅先でふたりの時間を作る方法も。ホテルを選ぶ際、敷地内に夫婦で楽しめるアクティビティやレストランがあるか、託児サービスの場所がどういった雰囲気なのかをチェックしよう。託児サービスの対象年齢や利用時間の制限があるので、こちらも確認必須。
フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ
透き通る海と天然の白砂ビーチに囲まれ、沖縄の伝統的な赤瓦を使用したヴィラが点在する石垣島のハイクラスリゾート。ホテル内には託児施設があり、子供を預けている間マリンアクティビティに参加するなど、ふたりきりのリゾートタイムを満喫できる。
託児対象年齢:満6か月~6歳(未就学児まで)
託児料金:0~1歳:800円(税込)/30分 2~6歳:600円(税込)/30分 ※連続4時間までのお預かり
TEL:0980-88-7000
HP:www.fusaki.com
ホテルエピナール那須
那須高原の雄大な自然に囲まれ、温泉やプール、アクティビティーなどが楽しめる総合リゾートホテル。ファミリー向けの客室が充実し、ホテル内に託児サービスも設ける。子供を預けている間、ホテル内のフレンチレストランでお食事をするなど、非日常の時間を過ごせる。
教えてくれた人
子連れ旅ライター
中島誠子さん
子連れで旅する3児の母。旅行会社での勤務を経て、現在はフリーの旅ライター。Instagramでは「旅ライターmocoのおでかけマガジン」を開設し、お出かけ情報を発信。観光地・企業のPR事業、SNSコンサルも行う。
文:中島誠子
FQ JAPAN VOL.64(2022年秋号)より転載