妊娠・出産を控えたパパママ必見!出産でもらえる補助金は総額いくら?
2020/10/11
妊娠・出産を控えたパパママ必見!自治体からの手当、出産前後の育児休業に対する補助についてご紹介。制度の詳細や対象となる条件、どれくらいの補助がもらえるのかなど、ぜひ参考にしてほしい。
妊娠・出産でもらえるお金は?
妊娠・出産を控えたパパママ必見!自治体からの手当、出産前後の育児休業に対する補助についてご紹介。制度の詳細や対象となる条件、どれくらいの補助がもらえるのかなど、ぜひ参考にしてほしい。
※妊婦健診費用については、現金ではなく補助券が交付される。補助してくれる額については、各自治体により異なる。
出産一時金
<どのような制度か?>
自然分娩、無痛分娩、帝王切開など分娩方法にかかわらず、健康保険から出産一時金として支給。
<対象者は?>
妊娠4ヶ月(妊娠日数85日)以上で出産する健康保険加入者またはその被扶養者。日本に住むほぼすべての出産する人が対象となる。
<いつもらえる?>
直接支払制度が利用できる産院で出産すれば、産院には42万円を差し引いた金額を支払えばすむ。直接支払制度を利用しない、できない場合は、出産後に健康保険組合に申請する。
<もらえる金額は?>
子供1人あたり42万円。ふたごの場合は2人分で84万円となる。
出産手当金
<どのような制度か?>
産前産後に会社を休んだ時に、加入する健康保険より支給される。産休期間中の生活を保証することが目的。
<対象者は?>
勤務先の健康保険に加入していて、妊娠4ヶ月以降の出産をした人で、出産のために休業している。
<いつもらえる?>
産後休業(産後56日間)後に申請。出産後、医師・助産師に出産の証明を記入してもらい、勤務先に書類を提出。手続き後、健康保険から入金。
<もらえる金額は?>
標準報酬日額×2/3×産休の日数(産前42日間と産後56日間+α)=もらえる金額。出産が予定日より遅れた場合は、遅れた日数が加えられる。月給が24万円で98日間、産休産前休暇を取得した場合は約52万円となる。
育児休業給付金
<どのような制度か?>
育児休業中に給与が一定以上支払われなくなったとき、子供が1歳(要件付きで2歳)になる日の前日まで雇用保険から支給。
<対象者は?>
雇用保険の加入条件(育休開始日前に2年間に11日以上働いた月が12カ月以上ある)を満たし、育休後復帰する人。育児休業を取得する男性も対象。
<いつもらえる?>
育児休業給付金の対象となるのが出産日から2ヶ月以降(産後休暇後)。原則2ヶ月に1度ずつ支給。
<もらえる金額は?>
最初の半年間は休業前の給与額の67%、それ以降は給与額の50%を給付。月によって収入にばらつきがある場合は、過去6ヶ月の平均月額を元に計算。育児休業中であっても賃金が支払われている場合は、その額に応じて金額が調整されたり不支給となったりする。
児童手当
<どのような制度か?>
児童を養育している保護者に行政が手当を支給する制度。
<対象者は?>
日本国内に住む0歳から15歳まで(15歳に達してから初めての3月31日まで)の子供を育てている保護者に支給。原則として、子供と同居していることが受給の条件。
<いつもらえる?>
毎年2月、6月、10月に4ヶ月分まとめて支給。
<もらえる金額は?>
3歳未満は月額15,000円、3歳から中学校卒業までは月額10,000円。第3子以降は小学校修了まで月額15,000円、中学校は一律10,000円)。ただし児童手当には所得制限があり、一定以上の所得がある家庭の場合、月の受給金額は5,000円。
出典
「みんなのベビーカー事情」
「買い物ボーダーラインアンケート」
「個別アンケート」(ともにFQ JAPAN調べ)
対象者:妊娠中~出産後のママとパパ
調査期間:調査によって異なる(2018年12月12日~2020年5月20日)
調査方法:インターネットによるアンケート、メール調査
FQ JAPAN VOL.55(2020年夏号)より転載