「腸活」は0歳の赤ちゃんにも必要! 腸内環境を整え便秘を防ぐ食べ物とは?
2020/08/21
子供が離乳食期に入ると成長を実感できて嬉しい一方、赤ちゃんは便秘や下痢をしやすい。困った時「どう対処すべきか?」「どんな食材がいいのか?」アンケート結果とともに赤ちゃんのお腹に優しい食べ物を紹介する。
赤ちゃんの便秘対策、1位は?
離乳食が始まると、赤ちゃんの腸内では大人と同様に腸内細菌も増え、腸内フローラのバランスが崩れることもある。消化機能がまだ未熟であることもあり、食べたものがそのまま出てきたり、便秘気味になったりする。
「そのもの株式会社」は、3年以内に離乳食期のお子さんの子育てを経験したママを対象に、「赤ちゃんの便秘」に関する調査を実施し、結果を発表した。
調査では「赤ちゃんの便秘で悩んだことがあるか」「赤ちゃんの便秘をどこで見極めていたか」を質問している。すると約66%のママが赤ちゃんの便秘の悩みを経験していることがわかった。
また、自分で辛さを言葉にできない赤ちゃんの体調を探るため、様子を丁寧に見守ったりウンチの状態にも気を付けていたりする様子が伺える。
さらに、便秘などの変化があった場合に「どのような対処をしたか」「どのような食べ物を食べさせていたか」も尋ねている。ここでは半数以上が、まずマッサージで対処しているという回答だった。
優しくお腹をマッサージし、刺激を与えることで便意を促せることもある。ただし、あまりにも赤ちゃんが苦しそうにしている場合は、医師に相談した方が良いのはもちろんだ。
食べ物では発酵食品が一番人気。近年、腸内環境を整えることが健康や美容に繋がるとされ、腸内細菌を意識した食や生活習慣を見直す「腸活」が注目されている。発酵食品は「腸活」でも最有力の食材の一つだ。
生まれた瞬間から菌も動き出す
実は、腸内環境を良い方向に変化させる「腸活」は、赤ちゃんにも必要だ。ママのお腹にいるときは無菌だが、お腹の外に出たその瞬間から菌との共生が始まる。
腸内にどんな菌をどのような割合で保有していくかは、食事や抗菌薬(抗生物質)の使用などで変わっていくと言われている。自分でコントロールができない赤ちゃんには、パパママの助けが必要なのだ。
体内にある常在菌のバランスを保つことで、腸内環境が整い免疫力が高まる。常在菌には善玉菌・悪玉菌と、どちらか優勢な方を味方する「日和見菌」がある。
つまり、常在菌のバランスを善玉菌優勢に保つことで、日和見菌が善玉菌を味方するようになり、腸内環境を整えることができるのだ。
善玉菌を増やすには①善玉菌を直接摂る、②善玉菌のエサとなるものを摂る、の2つの方法がある。発酵食品のメリットは、乳酸菌、納豆菌などの善玉菌を直接摂取できるところにある。
赤ちゃんにオススメの食品は○○!
善玉菌には胃酸に弱く腸まで届かないものが多い。そこで注目したいのが納豆菌だ。納豆菌には「芽胞(がほう)」というバリア機能があり、胃酸に強く、生きたまま腸まで届くことができる性質があるのだ。
納豆を離乳食期の赤ちゃんに与えるとなると、「つぶす手間が必要」「口やテーブルがべたべたになりそう」といった心配もあるだろう。そのもの株式会社の「こな納豆」は納豆のフリーズドライを粉末化したものなので、そうした心配もない。赤ちゃんの腸活の強い味方だ。
納豆菌ばかりではなくタンパク質、ミネラル、食物繊維に富んだ納豆を子育て中の食卓に取り入れてみてはいかがだろうか。