子供の教育は芸術だ! 「自由」を尊重するシュタイナー教育って?
2019/06/21
シュタイナーの幼稚園での
活動例
・オイリュトミー
オイリュトミーは言葉や音調の霊的な法則と属性を、動作と仕草によって可視的に表現し、芸術体験を与えようとするものだ。シュタイナーの幼稚園や学校では必ず行われる。
・ライゲン
ライゲンはドイツ語で「輪になって遊ぶ」という意味。ただのお遊戯とは違い、美しい歌と言葉で自分の身体を動かす。みんなで輪になって、季節や仕事を表現する踊りをする。
・にじみ絵
水で濡らした画用紙に、絵の具を乗せて、「色を体験」する。そうやって描かれた色には境界線がない。色と色が幻想的ににじみ合う様子から、子供の心に調和がもたらされる。「ぬらし絵」「水彩」ともいう。
・自由遊び
どんぐりや、石ころ、枝、貝殻など、自然の素材がそのままおもちゃになる。どう使って遊ぶのかは、子供の想像力次第。ただの石ころがおはじきにもなれば、カチカチと音を響かせる楽器にもなるだろう。
TEXT:TOSHIMASA OTA
Photo:NAO WATANABE
写真提供:一般社団法人ヴェルドルフの森キンダーガルテン なのはな園
FQ JAPAN VOL.51より転載