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子供にプログラミングを教える前に! 家でできる「STEM教育」とは?

STEP3
失敗してもチャレンジする
粘り強さ

自由工作にトリセツはない。だから失敗の連続になる。出来上がったものも、みなそれぞれ異なる。「人と違っていいんだ」と思えるスタート地点が大事。

「まずは作ってみよう」→「失敗しても別にいいや」→「失敗するのはよくあることさ」という回路で、粘り強くやり続ける力が身につき、PDCを繰り返すことで「ぼくだったら、きっと良いものに辿り着けるはず」という自信になる。

失敗こそがチャンス。STEM教育の本質は、失敗を恐れず「チャレンジする精神」、「自己肯定感」、他との違いを受け入れる「多様性」にあると心得るべし。

Let’s try!


う~ん、回らない。なぜだ? ブレードが均等にハブに差し込まれていない? ブレードが緩んでバブにしっかり固定されていない? あらゆる角度から回らない原因を究明中の女の子。

STEP4 完成!
成功体験により
自己肯定感が身につく

STEMONでは「答えが見通せていない→間違えるかもしれない→失敗しちゃうのがこわい→失敗するくらいなら挑戦しない」という負のループが生まれない。

実際に社会に出れば、学校のテストと違い正解などなく、先が見通せなくても問題解決する力が必要とされる。出来上がったものは、人それぞれ形状も大きさもバラバラで当たり前。それが自分と違う他者を受け入れ「みんなと違っていいんだ」という多様性を学ぶ土台になる。


やったー!! 回った。目の前の扇風機からでてきた風のエネルギーで自分が作った風車が回った。この回転運動を発電機に伝えると発電される。手を動かして生きた体験として学んだ男の子。

教えてくれた人

STEMON代表

中村 一彰

2015年4月からアフタースクールコンテンツ「STEMON」 として展開し、学習塾などとの提携も含めて全国50か所で開催。8歳と6歳の2人の娘のパパ。公立小学校5年生に理科を教えていた経歴を持つ。「創ることで学ぶ」コンストラクショニズムをベースとした独自プログラムを展開。


Text >> MIKAKO WAKIYA

FQ JAPAN VOL.49より転載



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