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インタビュー

子どもの「忍耐力」を育てる頭脳ゲーム!プロ雀士・伊達朱里紗が語る、麻雀の魅力

トッププロによるチーム戦「Mリーグ」が人気を博し、頭脳スポーツとして注目を集める麻雀。その魅力や麻雀を通じて身につく能力について、『マンガでわかる 子ども・初心者のための麻雀入門』の監修に携わる麻雀プロ・伊達朱里紗さんに伺った。

麻雀のおかげで
多くの人と仲良くなれた

「麻雀は素晴らしいコミュニケーションツールだと思います」。

こう語るのは、声優とプロ雀士の二刀流で活躍し、Mリーグでも「KONAMI麻雀格闘倶楽部」の一員として毎年好成績を残している伊達朱里紗さん。11月21日にマイナビ出版から発行された『マンガでわかる 子ども・初心者のための麻雀入門』では監修を務め、幅広い層に麻雀の魅力を伝えている。

「麻雀は男女も年齢も関係なく楽しむことができて、ゲームを進める中で必ず会話が発生するので、コミュニケーション能力が自然に鍛えられます。私自身、すごい人見知りな性格ですが、麻雀がきっかけで知り合って仲良くなれた人がたくさんいて、声優仲間やスタッフと麻雀を打つこともよくあります」。

トッププロの伊達さんが初心者と対戦しても勝つとは限らない。偶然に左右される部分が多く、誰でもプロを倒せる可能性があるのも、麻雀の魅力のひとつだといえるだろう。

生きていくのに必要な
忍耐力が養われる

ベストを尽くしても勝てるとは限らず、4位に甘んじることもあるのが麻雀である。その理不尽さを、伊達さんはどう捉えているのだろうか。

「もちろん悔しくて、叫びたい瞬間もあります。ですが、怒ったりイライラしたまま、次の対局に入ると、プレイにも悪影響を及ぼします。なので、私の場合はアガった人の点数発声に対して『はい』と返事をすることを心がけています。そうして、気持ちをリセットして、相手へのリスペクトを伝えることで、自分の気持ちが整理できて、次の局にも集中しやすくなるんです」。

プロでも難しい感情のコントロール。初心者や子どもならなおさら難しいだろう。伊達さんは、親が子どもに教える場合のアドバイスをこう送る。「まず、麻雀で負けるのは下手だからではないということを伝えてあげることが大切です。負けが続いてもへこたれずに、どうやったら勝てるのか考えることで、麻雀はもっと楽しくなると思います。そうやって、思うようにならないことゲームを通して経験することで、人生で必要な忍耐力が養われると思います。少なくとも私は、麻雀のおかげで、考える力だけでなく、精神的に成長できたと感じています」。

必ずしも、強くなりたいという意志が必要というわけでもない。「ルールさえわかっていれば、なんとなくでも楽しめるのが麻雀のいいところです。私も最初は周りの人に教えてもらいながら打っていたんです」と伊達さんは笑う。「わからないことがあったらこの本を読んでもらえばいいわけですから、難しいと思わずに、まずはやってみてほしいですね」。

DATA

マンガでわかる 子ども・初心者のための麻雀入門


Mリーグで活躍する人気プロ雀士が監修した麻雀入門書。麻雀の進め方や役、点数計算、実戦で注意すべきポイントなど麻雀の基本が網羅されていて、マンガを用いたわかりやすい解説で、人も子どももすぐ麻雀が打てるようになる。漢字にはすべてフリガナがついていて、読みづらい麻雀用語もすらすらと読み進められるのもうれしいポイントだ。


1,826円(税込)
監修:伊達朱里紗 (出版:マイナビ出版)

プロフィール

伊達朱里紗

1991年生まれ、兵庫県出身。19歳の頃に上京し、2013年に声優としての活動をスタート。2019年に日本プロ麻雀連盟の麻雀プロとなり、2021年に第一期桜蕾戦で優勝し初タイトルを獲得。同年、Mリーグドラフトにて「KONAMI麻雀格闘倶楽部」から指名される。2021-22シーズンでは最高スコア賞、翌年2022-23シーズンでは個人MVP、2023-24シーズンでは4着回避率賞を獲得し、Mリーグ初の個人賞制覇を果たした。雀士・声優として日々の活動を広げている。


文/勢田 朋来
写真/松尾 夏樹

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