注目キーワード

時事・コラム

妻454分:夫83分!? 育児・家事時間においてママの負担が大きすぎる

妻の育休利用・出産後就業率は増加傾向。育児・家事分担は未だ女性に偏っている。自分は妻にまかせっきりにしていないだろうか……? まずは家庭の在り方を見直すきっかけにしてほしい。

男性の家事負担は微増中

女性が男性と対等に活躍し、仕事の負担を減らして豊かな私生活を送れる土台を作るためにも、まずは家庭の在り方を見直してみよう。夫婦で育児・家事を上手に分担するのが、解決策の1つだということに気づくはずだ。



総務省による、6歳未満の子供を持つ夫婦の育児・家事関連時間に関する調査結果を見てみよう。1996年には妻は458分、夫は38分だったが、2016年には妻454分に対し夫が83分に増えた。若い世帯ほど、夫の育児・家事への参加が増えていることが分かる。しかし、女性と比べて圧倒的に男性の負担は少ない。

子供の出生年別、
第1子出産前後の妻の就業継続率

育休利用・出産後就業率ともに増加中。

※国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査(夫婦調査)」より作成。
※対象は第1子が1歳以上15歳未満の初婚どうしの夫婦。第12回~第15回調査の夫婦を合わせて集計したもの(客体数12,719)。
※就業変化は、妻の妊娠判明時と子供1歳時の従業上の地位の変化を見たもの。

6歳未満の子供を持つ夫婦の
育児・家事関連時間

出典:総務省「平成28年社会生活基本調査」、Bureau of Labor Statistics of U.S. “American Time Use Survey” (2016)及びEurostat “How Europeans Spend Their Time Everyday Life of Women and Men”(2004)より、内閣府作成。

“男社会”をなくし、ジェンダー平等を実現していくためにも、まずは夫の育児・家事への参加が何よりも大事だ。


Text >> KOUSUKE OONEDA

FQ JAPAN VOL.48より転載



関連記事

育児アイテム名鑑

アクセスランキング

  1. 子供に自信をつけさせるメンタルトレーニング
  2. 男が「父親」に覚醒するための10の処方箋
  3. 1日数時間で!? おむつが外れるトイレトレーニングが凄かった
  4. 子供が親によくする質問ベスト30を紹介「なぜ空は青いの?」
  5. SEXで大事なのは「触れあい」と「思いやり」
  6. 親子のソト遊びの新定番! 多機能フライングディスクがすごい
  7. ペダルが後付けできる! 3歳からのキッズバイク6選
  8. パパになったら絶対に使いたい! 子育てが圧倒的に楽しくなる厳選「父親向け育児アプリ」...
  9. 子供が怖い夢を見たらどうする? パパとママがしてあげるべきこと
  10. 産後のママはどんな状態? 妻を支えるために知っておくべき『産後ケアの基本』...

雑誌&フリーマガジン

雑誌
「FQ JAPAN」

VOL.70 | ¥550
2024/3/8発売

フリーマガジン
「FQ JAPAN BABY&KIDS」

VOL.68 | ¥0
2023/2/29発行

特別号
「FQKids」

VOL.17 | ¥715
2024/2/9発売

お詫びと訂正

  第16回 ペアレンティングアワード