インタビュー

棚橋弘至「子供と同じ目線になって寄り添うことが、僕の役割」

棚橋弘至といえば、「新日本プロレス」最高峰のタイトル・IWGPヘビー級王座に幾度となく君臨し、業界を牽引する選手で、プライベートでは“良き父親”としても知られている。そんな棚橋選手に、9月21日(金)公開の主演映画『パパはわるものチャンピオン』のエピソードや現在の子育てについて聞いた。

プライドと家族との絆をかけた
熱い戦いを繰り広げる

1999年に「新日本プロレス」に入門した後、努力の末、トップレスラーの地位を勝ち取り、現在も第一線で活躍する棚橋弘至選手。まさしく“戦う男”である同氏が、自身初主演となる映画『パパはわるものチャンピオン』にて、自らのプライドのため、そして家族のため、全力で戦う1人のプロレスラーを演じた。

「僕が演じたのは、エースから“ゴキブリマスク”というヒールに転じたレスラーの孝志です。当初、孝志は息子の祥太に、自身が“ゴキブリマスク”であることを隠していますが、最後には自分の仕事を誇れるようになる。また祥太も、徐々にお父さんへの尊敬心を抱くようになります。お互いを理解し合うまでの2人の心の動きが見どころですね」。

棚橋選手が考える、本作の大きなテーマは、「理解されないこと」とそれに伴う苦しさ。子育て世代の中にも、子供から「理解されていない」と感じている人は多くいるのでは、と続ける。

「例えば、子供たちってパパやママが日中どんなことをしているか、よく知らないですよね。どんな苦労や思いをもって子育てをしているかも、きっと知らないでしょう。子供ともっと理解し合いたい、と考えている人は、ぜひお子さんと本作を観てほしい。父親の偉大さや母親の愛情深さもしっかりと描かれているため、鑑賞後、子供からの理解や尊敬を得られるはずです」。

一貫性のある教育と
妻との役割分担を心がける

現在、中学3年生の娘さんと中学1年生の息子さんをもつ棚橋選手。2人とも、いわゆる“多感な年頃”にあたる年代だが、接するうえでの苦労はないのだろうか。

「2人とのコミュニケーションに、苦労することはありませんね。娘ともかなり仲良くやってますよ。アイロンで彼女のヘアスタイルを整えてあげるのが、最近の日課です(笑)。息子は僕に似て少し癖っ毛なので、ドライヤーの使い方を教えてあげたり、時間がある時はブローしていますね」。

棚橋選手いわく、家庭においての自身は、“ガス抜き役”なのだそう。

「嫁さんがしっかりとしつけたり、勉強させたりするタイプなので、僕まで厳しく接したら、子供は逃げ道がなくなっちゃう。なので、僕はなるべく叱らず、優しく寄り添うようにしてますね。あと、これは子育て家庭の“あるある”ネタだと思うのですが、嫁さんは子供のレールを敷きがち。僕はそれを否定しないけど、『好きなことやりなよ』って言うようにしています。例えるなら、嫁さんが“ムチ”で僕が“アメ”。嫁さんには申し訳ないけれど、僕はおいしい役回りということですね(笑)」。

以前に本誌のインタビューで語ってくれた、「子供のしつけの全権は、ママに委ねる」「ママが言ったことを否定しない」というマイ・ルールも健在だ。奥様との抜群のコンビネーションと一貫性のある教育方針のもと、お子さんたちが健やかに成長していることがうかがえる。

「最近、少しずつですが、将来の夢を話すようになってきました。でも、数年先も同じ夢を持っているかどうかは分からない。本当にやりたいことが見つかった時、その道へ進めるよう、できる限りの可能性を与えてあげたいという考えも変わりません。子育てについての最近の悩み? そうですね、これは嫁さんから聞いた話なのですが、娘が学校でモテてるみたいで。パパとしてはかなり心配なので、『(娘を好きな男子を)全員集めて、入門テストするからな。俺に勝てない奴は、認めない!』って言ってます(笑)」。
 

PRIFILE

棚橋弘至 HIROSHI TANAHASHI
1976年、岐阜県生まれ。立命館大学在門テストに合格。99年、大学卒業後に入門。同年10月10日にデビュー戦を果たす。主な著書に、「棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか」(飛鳥新社)、「史上最強のメンタル・タフネス」(PHP研究所)などがある。現在は中3の娘と中1の息子を持つ。父親としての表情も垣間見られる、オフィシャルブログ「棚橋弘至のHIGH-FLY」も必見!
 

『パパはわるものチャンピオン』
2018年9月21日(金)全国ロードショー!!


本作の主人公は、“ゴキブリマスク”なるリングネームのもと、悪役覆面レスラーとして戦う大村孝志(棚橋弘至)。一時はトップレスラーに登りつめるも、負傷や若手の追い上げにより、栄華を失ってしまった過去を持つ。息子の祥太(寺田心)に自分の仕事を秘密にしていたが、ある時、ひょんなきっかけから真実を知られてしまう。「わるもののパパなんて大嫌いだ!」と不満をぶつけられた孝志は、自身の名誉と祥太の尊敬を勝ち取るため、奔走する。幅広い世代の心に響く、ハートウォーミングストーリー。


■監督・脚本:藤村享平
■キャスト:棚橋弘至、木村佳乃、寺田心、仲里依紗、オカダ・カズチカ、田口隆祐、大泉洋(特別出演)、大谷亮平、寺脇康文
■配給:ショウゲート
■公式サイト:映画『パパはわるものチャンピオン』公式サイト

©2018「パパはわるものチャンピオン」製作委員会


Photo » SATOSHI KANEKO
Text » YOSHIKO OGATA
Styling » SHUHEI KAI
Hair&Make » MIZUKI YAMADA

FQ JAPAN VOL.48(2018年秋号)より転載

関連記事

フリーマガジン

世界のベビーカー名鑑 世界の抱っこひも名鑑 世界のchildsheet名鑑 第11回ペアレンティングアワード リトル・ママ東京 女性応援ポータルサイト | 内閣府男女共同参画局
世界のベビーカー名鑑 世界の抱っこひも名鑑 世界のchildsheet名鑑

特集企画

アクセスランキング

  1. 高級チャイルドシートの使用モニター大募集! 使用後はそのままプレゼント!
  2. あなたの子供に似合う髪型は? 人気ヘアスタイル50選!
  3. 【妊娠中期】安定期にやるべき”17のこと”旅行や保育園見学も今のうち!
  4. 【妊娠初期】妊娠したらまず何をする? 夫婦の”やることリスト”
  5. 子供に自信をつけさせるメンタルトレーニング
  6. 子供の成長を助けるのはコレ! “手作りおもちゃ”がオススメな理由は?
  7. 【妊娠後期】これだけはやっておくべき! 出産直前の準備リスト
  8. 男が「父親」に覚醒するための10の処方箋
  9. 1日集中トイレトレーニング【準備編】
  10. 我が子の才能を引き出す10の方法

雑誌&フリーマガジン

雑誌
「FQ JAPAN」

VOL.51 / ¥500
2019年6月1日発売

フリーマガジン
「FQ JAPAN DIGEST」

vol.49 / ¥0
2019年5月31日発行

お詫びと訂正

第11回ペアレンティングアワード リトル・ママ東京 女性応援ポータルサイト | 内閣府男女共同参画局