時事・コラム

子供の健診情報をマイナンバーで一元管理へ、記録様式に課題

厚生労働省が「データヘルス時代の母子保健情報の利活用に関する検討会」の中間報告書をとりまとめた。子供の健診情報や予防接種の結果などを電子情報で一元管理し、ネット経由で確認できる便利な仕組みづくりへ向けたものだ。

情報のプラットフォームには
「マイナポータル」を活用

親にとって、子供の健康情報はいつでも気になるもの。生まれる前の妊婦健診に始まり、産後の乳幼児健診、小学校に上がってからは学校の健康診断と、子供が成長するにしたがってその名前は変わるが、健康情報を逐一チェックするのは、病気の予防の観点からも重要なこと。ただしこれらの健診の情報は、様式や項目がバラバラで、整理・管理の方法は各家庭に委ねられているのが実情だ。

この現状を改善する取り組みが進行している。子供の健康情報を電子データで一元的に管理し、いつでもチェックできるようにしようと、国がプロジェクトチームを組んで検討を重ねている。

プラットフォームには、マイナンバーを個人IDとして用いる政府運営のオンラインサービス「マイナポータル」を活用。マイナポータルに子供の健康情報を登録し、スマートフォンなどで確認できるようにしていくという。

ただし現在は、まだ情報の記録様式などが統一されていない。例えば、乳幼児期に母子保健事業として自治体で行われる妊婦健診や乳幼児健診は、自治体によって項目や記録方法がまちまち。さらに、学童期に「学校保健」として教育委員会や学校が実施する健診は、また別の制度として運用されている。

今回、厚生労働省がまとめた中間報告書では、電子的記録の保存年限や、電子的記録の保存形式の標準化、データ化する項目の定義や健診の質の標準化などが、主な課題として挙げられた。ほかにもさまざまな課題が山積しており、実用化に向けてはまだ道半ばの状態だ。

とはいえ子育て層のパパママにとっては、子供の健診記録がいつでも見られるようになれば、とても便利になる。できるだけ早く実現化してほしいものだ。

DATA

「データヘルス時代の母子保健情報の利活用に関する検討会」中間報告書をとりまとめました。(厚生労働省)

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