時事・コラム

日本に移住した外国人パパが語る“育児論”に共感の嵐!

「オモチャやゲームがなくても、自然の中でベーシックな生き方が楽しめることを感じて欲しい」と語るニュージーランド出身のマイクさん。群馬県みなかみ町の自然の美しさに惚れ込み、水上で過ごすマイクさん一家の週末を追った。父親も子供も強くなる大自然のアドベンチャーとは。

大自然のアドベンチャーで
父親も子供も強くなる

サム君を滝まで限りなく近づけてあげるマイクさん。滝の轟音としぶきは目も開けらてられないほどのド迫力。こうやって自然の楽しさも恐さも実感することが大切なのだ。

「おいで!」。 先にダイブしたマイクさんが、川の中から岩の上の子供たちに手を広げる。父親の胸に飛び込むように、次々と水中へダイブするサム君(6歳)とマック君(5歳)。浅瀬では、カヤちゃん(3歳)がお兄さんたちをまぶしそうに見つめていた。

ここは、群馬県利根郡みなかみ町。谷川岳のふもと、利根川の源流に近いこの土地にマイクさんが移住して、13年になる。水上の自然の美しさを愛し、アウトドアのツアーを提供する「キャニオンズ」を運営、ガイドとして働いている。

山々の濃い緑の中、父子で駆けめぐる楽しいひとときだ。ギアのついてない自転車をたくましく乗りこなすマック君に、父親のマイクさんも、思わずニッコリ。

「水上の自然は、ニュージーランドの僕の故郷と似ている。山があって川があって湖があって」と話すマイクさん。この日も、3人の子供とマウンテンバイクで山を駆け回り、滝や渓流で水遊びを楽しんだ。
体1つで川を流れていくキャニオニングは、大自然の中に身を委ねる、スリリングで最近注目のアウトドア。渓流の中で、安全にキャニオニングを楽しめるスポットを見つけ、安心して自然の雄大さを楽しんでもらうのがマイクさんの仕事だ。そして、子供たちは、自然の中でたくましく働く父親の背中を見て育ってきた。

「父親の仕事を身近に感じさせられることが子供にとってとても良いこと。水上の魅力の1つは、飲めるほどに美しい利根川。父親の姿から、この美しい自然を大切にする気持ちを少しずつ育んでいってほしい」。

大自然の中でこそ
父親のたくましさを

「キャニオニングのコースは、何度も DAD’S DAYS OUT! もぐって安全を確認しています。安心して渓流を楽しんで欲しいからね。簡単な場所なら6歳くらいから遊べますよ」(マイクさん)。

マイクさんは慣れた手つきでマック君を高さ3mほどの滝から滑らせる。公園の滑り台よりも何倍も楽しくてスリリングだ。大人の場合は長くて30mほどの滝を滑り落ちるという。

「最初はドキドキしたよ。でも、パパに教えてもらってやってみたら、全然怖くなかった!」と、サム君は、キャニオニングを初めて体験したときのことを話す。滝から滑り降りるマック君を、下で見守っていたマイクさんが水中でしっかり抱きとめた。

「ツアーには、親子で参加する人も多いですね。お父さんも昔はこういう川で泳いでいたんだ、と子供に見せてあげられるみたいで、子供も普段見たことのない父親のたくましさを発見できるみたい」(マイクさん)。

そして、大自然の中で、父親のたくましさに憧れながら、子供たちもまた、成長していくのだ。「『パパ、こんなふうにしたら、できるようになったよ!』と、実際に体験しながら、いろいろなことを学んでますね」と、マイクさんは元気にはね回る子供たちの姿に目を細める。

言葉ではなく
生き方で伝える大切なもの

バーベキューの準備の時、マック君が火をおこすための木ぎれを手にとった。マイクさんが声をかける。「どうするの、やってごらん」。マック君は、膝を使って木ぎれを半分に割った。それを無造作に放り込んだマック君に「そうじゃないよ、木ぎれはこうやって立てかけた方が火がつきやすいよ」とマイクさん。

マイクさんは、手取り足取り教えない。子供にまず考えさせて、体験させてみる。それから、マイクさん自身が、手や体を使って、示してみせる。そんなふうに言葉ではなく、生き方そのもので、自然の大切さ、豊かさを伝えてあげられるマイクさんは、子供たちにとって大きな大きなヒーローなのだ。


FQ JAPAN vol.03より転載

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