時事・コラム

少子化問題を「居酒屋経営」に例えて考えてみた!

日本の子供の深刻な減少が続く中で、親世代と同数以上の子供の再生産に成功している自治体がポツポツとある。そのような自治体の共通点とは一体何なのだろうか。女性は皆、結婚して2人ずつ子供を産まなければならないのか?産まれる子供の数を"居酒屋の中ジョッキ"に例えて紹介する。

子供が減っていない自治体
その共通点とは

前回(43号当連載参照)、国勢調査で見て親世代の数と同数以上の数の子供の生まれている自治体が、市町村単位で1718のうち40ほどあると書いた。同数以上とまではいかないが、ほぼ同数に近い水準を達成しているところとなると110に増える。全国平均でいえば、親世代は平均して自分たちの3分の2しか子供を残せていない。だがその日本でも、親世代と同数以上の子供の再生産に成功している自治体も、ポツポツとだが、あることはあるのだ。

それでは、そのような自治体の共通点とは一体何なのか。いろいろな社会的プレッシャーが若者に掛かっており、女性が皆、結婚して2人ずつ子供を産まなければならないような雰囲気があるのだろうか。

子供が減っていない自治体の状況を講演で説明する時、私は産まれる子供の数を〝居酒屋の中ジョッキ〞に例えて説明している。子供をお酒に例えるとはたいへん不謹慎なのだが、子宮のない男性に「子供を産むということは体の問題なのだ」ということを実感してもらうには、このたとえを使うのがいちばんわかりやすいようなのだ。

あなたが、ビール中心のありきたりな居酒屋を経営しているとしよう。そのような居酒屋は、つまみばかり注文されても儲からない収支構造だ。マージンの高い中ジョッキの注文が、できれば客1人当たり2本は入ることが望ましい。

 

 

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