子供達が2時間も集中する、前原小学校の授業に潜入!

2016.11.16up
 
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7月某日、一般社団法人「みんなのコード」がプログラミング教育で注目される公立前原小学校にて、プログラミング教育の課外授業を行った。集まった約120名の子供たちは未知の世界に、もう夢中です!

「単に使う」から
「自分で作れる」に!

「君たちの身のまわりで、どんなものにプログラミングが使われているかな?」

公立としていち早くプログラミング教育を始めた、東京都小金井市立前原小学校の松田校長は、「Hour of Code Japan 夏休み全国100校1万人のプログラミング体験オープニングイベント」で集まった120人の児童たちに問いかけた。

子供たちからは、「スマホ、ゲーム!」が上がり、徐々に家電、交通機関、学校の備品へと広がって、プログラミングが暮らしの中で大きな役割を果たしているにことを肌で感じていく。

「Hour of Code」は2013年に米国で始まった世界的なプログラミング教育推進イベント。この日、子供たちは、ロボットタクシーの仕組みを学んだり、人工知能と大喜利するなど最新技術に触れ、午後のプログラミング学習では、2時間近くタブレットにコードを入力して遊んだ。子供たちの好奇心と集中力は凄まじいものだった。

「このイベントの趣旨はプログラマー育成ではなく、まずはプログラミングに触れる、デジタルに驚き感動すること。子供も教師も保護も」。今回の「Hour of Code」を主催する一般社団法人みんなのコード代表理事・利根川さんはそう語る。利根川さんは、3歳と1歳のお子さんを持つ2児の父親。家庭でデジタル教育においてどんなことに気をつけているだろうか。

「デジタルは、大人よりも子供の方がよっぽど飲み込みが早い。適応力があります。親としては『スマホばっかり見て……』とデジタルに対する不安はありますが、ユーチューブが害なのか、本当のところ誰もまだわかっていません。それより、新しくてまだよくわからないものとどう向き合うか? 親としての力量が試されている気がします。頭ごなしにダメと囲い込むよりも、使うルール作りをして、デジタルとの付き合い方を家庭で決めることが大切です」。

イベント終了後、子供たちがイキイキした表情で、親のもとへ駆け寄り今日の成果を一生懸命説明していた。その親子の姿を見ていると、つくづく親の役目は『驚きと感動を味わえる機会を多くつくり、共有すること』だと感じた。

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ゲーム感覚なので初めての子もすぐに覚えてしまう。

 

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前原小学校の松田校長が自ら授業を行う。

 

【プロフィール】
一般社団法人法人みんなのコード
利根川 裕太さん

2015年に同法人を設立し、学校現場でのプログラミング教育の支援。現在2児のパパ。
HP:みんなのコード

Text » MIKAKO HIROSE

※FQ JAPAN VOL.40(2016年秋号)より転載
 

 

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