「子育ては自分育て」本木雅弘の父親学

2016.10.14up
 
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父の背中は常に大きく、頼もしくあるべきか。
高い理想を追い求めながらも、自身にできることはと考える。
いつか子供の心の拠りどころとなるように、子育ての期間は、待って、見守る。
それが、本木雅弘さんの家族の愛し方。

自己と対峙し苦しんだ後に
爽やかな幸福が待っている

西川美和監督が自著を映画化した『永い言い訳』。7年ぶりとなる主演映画で妻を亡くした男を務めたのは、私生活では3児の父でもある本木雅弘さん。主人公・幸夫の等身大な生き様は、自身と重なる部分も多かったという。

「大人になると、変わらない自分をずっと抱えているような気にもなりますが、揺れながらも成長はしているんですよね。そしてそのきっかけとなるのは、映画の中の幸夫がそうであったように子供であることが多いとも思います。その無防備な姿を見ているだけで気づかされることが多くあり、そのたびに私自身も成長してきたと思います」。

子育ては自分育て。かつて義母から聞いていた通り、本木さんは子供によって育てられたと語っている。

「子供から教えられたのは、コミュニケーションでいちばん大切なのは、自分の気持ちを上手に伝えることよりも、“聞く”こと。好かれ、愛される人間は、聞くことができる人なんだ、ということです。それを子供との関係に置き換えた場合に大切なのは、“待つ”ということだと。子供とのやりとりは待ったなしの場合が多く、ついつい、封じ込めるか、引っ張りだすか、いずれかの選択をしがちだけれども、この慌ただしいシチュエーションの中でも最大限に待てる数十秒というのがあるでしょう? これが、私が子供に対して心を砕いていることのひとつです」。

この後も、海外での子育て話、そしてこの秋一番の話題作『永い言い訳』への強い想いを語ってくれた。続きは、最新秋号の有料版「FQ JAPAN」VOL.40をチェック!

【PROFILE】
本木雅弘 MASAHIRO MOTOKI
俳優。1965年、埼玉県生まれ。’82~’88年まで、シブがき隊のメンバーとして活躍。’92年『シコふんじゃった。』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など多数受賞。2008年には、自身の発案により映画化した『おくりびと』が大ヒットし、日本映画史上初となるアカデミー賞外国語映画賞を受賞している。

 

映画『永い言い訳』10月14日(金) 全国ロードショー

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妻を亡くした男と、母を亡くした子供たち。
その不思議な出会いから、「あたらしい家族」の物語が動きはじめる。

人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがさ さちお)は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。その時不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族―トラック運転手の夫・陽一とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。保育園に通う灯(あかり)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。子どもを持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝き出すのだが・・・

出演:本木雅弘/竹原ピストル 藤田健心 白鳥玉季 堀内敬子/池松壮亮 黒木華 山田真歩/深津絵里
原作・脚本・監督:西川美和

製作:『永い言い訳』製作委員会(バンダイビジュアル株式会社、株式会社AOI Pro.、株式会社テレビ東京、アスミック・エース株式会社、株式会社文藝春秋、テレビ大阪株式会社)
原作:「永い言い訳」(文藝春秋刊) 
制作プロダクション:株式会社AOI Pro.
配給:アスミック・エース 
HP:映画『永い言い訳』公式サイト
©2016「永い言い訳」製作委員会 PG-12

 
Photo » NAOTO OHKAWA
Text » YUKI IMATOMI
Stylist » MIWAKO KOBAYASHI
Hair&Make » MUTSUKI SAKAI

ジャケット¥63,720(ティージャケット)、ニット¥32,380(ジョン スメドレー)、デニム¥29,160(アントレ アミ)/以上、ビームスF 新宿 03-5368-7305、シューズ(ジャランスリウァヤ)¥34,560/ビームス ライツ 渋谷 03-5464-3580
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※FQ JAPAN DIGEST VOL.38(2016年秋号)より転載

 

 

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