なぜ、男の思考はいくつになっても“小4”なのか

2014.09.02up
 

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ananのセックス特集と家事ハラ騒動に共通するもの

「家事もセックスも褒めてあげないとうまくならない。男はいつまでたっても小4なのか」と、今、日本中(誇張表現ですよ、念のため)の女性が愕然としているらしい。(以下、このことを「男=小4?問題」と記述する。)

●恒例「anan」アノ特集号と「家事ハラ」問題の凄い共通点。男の思考はいくつになっても小4なのか
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20140814/E1407949414826.html

 
この指摘は当たっていると男性ながらに私も思う。

 
「自分と同じ」を期待するからストレスが貯まる

2012年には『夫は犬だと思えばいい。』という書籍がベストセラーとなった。主旨はこうだ。

「たとえ夫婦であったとしても、男と女は別の習性をもつ生き物である。自分の基準に当てはめれば相手が未熟に見えることがお互いにある(もちろんその逆の部分もある)。夫のことを自分と同じ生き物だと思って、自分と同じように振る舞うことを期待するからストレスが貯まるのであって、最初から夫のことを犬くらいに思っておけば、余計なストレスを貯めることもなくなる。明確に指示を出してあげて、ほめてあげれば、”お手”も”待て”も覚えるし、どこまででも尻尾を振って懐いてくれる犬と同じだと思えれば、結局お互いハッピーだ

ということだ。

「自分と相手とは、価値観も行動パターンもそもそも違う存在なんだ」と認識することを、心理学では「自他を区別する」と表現する。良好な人間関係を築く上ででは重要なスタンスである。

発行当初、この書籍については、「男を犬に例えるとはけしからん!」という男性たちからの怒りの声も上がったし、「自分をかわいい犬に例えて、大目に見てもらおうなんて虫が良すぎる!」という女性たちからの怒りの声も上がった。しかし冷静に考えてほしい。あの書籍が伝えているのは、あくまでも”自分を基準に考えれば相手が未熟に見える部分”について、ストレスを感じないようにするための”心構え”であって、「男性は犬と同レベルの生き物である」と卑下しているわけでもないし、「四六時中いつでも大目に見て、褒めて育ててほしい。褒めてくれないなら妻が悪い」などと甘ったれたことだけをいっているわけでもない。女性から見れば未熟に見えるコミュニケーションパターンについてのみ、犬に例えているのであって、男性の人格すべてを犬だとして、ペットのようにかわいがり、何から何まで世話を焼いてくれといっているわけでもない。
 

 


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